「この人薄毛だな」と感じる境界線はどこらへんにあるのでしょうか?男性では『おでこが広い』または『つむじ周辺の頭皮が広く透けて見える』と薄毛だと感じる境界線ではないかと思います。
特に男性の一般的なハゲである男性型脱毛症(AGA)による薄毛はわかりやすい進行度があり、おでこが広くなり始めるのは薄毛の初期です。この時期に自分で「ハゲてきたかも」とわかればフィナステリドやミノキシジルなどの薄毛に効く育毛剤成分も効果が期待できます。また、分かりやすいため抜け毛が増えてまくらの抜け毛の数で薄毛に気づく人もいることでしょう。
【男性の薄毛の境界線】
Norwood’s classification of patterned hair loss in males[1]
この男性の薄毛の進行度の画像でもわかると思いますが男性はまずおでこが広くなり薄毛になっていきます。つむじの周辺が薄くなるのは薄毛の初期から中程度の薄毛で、この画像でいうとタイプⅢかタイプⅣです。
このあたりに薄毛の境界線があるように思います。
完全に薄毛が進行してしまうと、もう薄毛と誰が見てもわかるようになります。完全な薄毛に到達するまでの間におでこの薄毛とつむじの薄毛が次第に広くなりおでこに髪の毛の橋のようなラインができます。この状態もすでに薄毛といっても差し支えない状態です。最終的な薄毛はおでこの薄毛とつむじの薄毛が合体してしまい完全なハゲになります。
通常、ハゲている頭皮の毛包は完全に死滅しているわけではなく髪の毛の成長期が終わり休止期に入っている状態の毛包が増えることで薄毛に見えます。ですので早めに気づいて育毛剤によるハゲ対策をすることで再び成長期を再開させることが可能です。ただ、ハゲが育毛剤だけで回復するにも限界がありますので、もしそうなった場合には髪の毛の移植も考えなければなりません。
【女性の薄毛の境界線】
女性の薄毛は頭皮全体が薄くなっていきます。女性の場合は男性と違い薄毛になりにくいためすこしでも薄毛になると薄毛の境界線に達してしまいますので、女性の薄毛の境界線は地肌が見え始めると薄毛だなと感じます。
このように女性の薄毛の進行度を写真で見てみても薄毛だと感じる境界線は薄毛の初期にあるように思います。この写真でいうと上から二番目ですでに薄毛の境界線にあると感じます。女性の薄毛はこの記事も参照してみてください。
【参考文献】