つむじ(頭頂部)は男性でも女性でも薄毛になりやすい部位です。少し薄毛を放置するとおでこが広がるだけでなく、つむじまで薄くなっているためショックを受けやすい部位です。ですが、つむじがハゲているかどうかは鏡や他人から指摘されないと気づきにくい部位でもあるため、つむじハゲを早期に発見するにはどうしたらよいのか考えていこうと思います。
抜け毛の数の増加
まずわかりやすい兆候として抜け毛の数の増加が挙げられます。抜け毛が一日60~100本近くも抜けていればつむじまで薄毛が進んでいる可能性があります。男性の場合は抜け毛の数を数えるだけでなく自分のおでこ(前頭部)の生え際の状態を見るこでもハゲかどうか判別ができます。通常、男性のつむじがハゲ時にはおでこが広くなるからです。
鏡で判断する
【男性がつむじハゲになるまで】
Norwood’s classification of patterned hair loss in males[1]
このハゲの見分け方で広く使われている画像を見てください。男性が禿げるときには、まずおでこが後退してひろくなります。ある程度おでこが広くなるとつむじハゲが現れてくるのがわかります(TypeⅢ,TypeⅣ)。ですので早期につむじの薄毛を見分けるためにはおでこが広くなり始めたら要注意ということになります。
女性は男性と異なるつむじの薄毛の進行になります。
【女性がつむじハゲになるまで】
Ludwig’s classification of hair loss among females[1]
男性はおでこで早期につむじの薄毛が見分けられましたが、女性はおでこの髪の生え際は薄毛の最終段階になるまで比較的よく残っています。ですが女性のつむじの薄毛の見分け方は簡単で頭頂部全体がまばらに薄くなるため鏡をみると地肌が見える量が増えるためその時点で頭頂部も薄毛になっているからです。
写真でつむじの薄毛の状況を確認してみましょう。

Sinclair’s self-reporting photographic measure of female pattern of hair loss[1]
つまり頭頂部(つむじ)の薄毛の初期の見分け方は抜け毛の数が増えることに加え、男性ではおでこが広く感じた時、女性では全体が薄く頭皮が透けてきたと感じた時ということになります。
【参考文献】