髪が薄い人になかなか「髪が薄くなったね』とは言いにくいですよね。そのためハゲにならないためには早期発見が大切で自宅で薄毛かどうかのセルフチェックが必要になります。薄毛に自分で最初に気づくのは髪の毛をかき上げ鏡を見てM字になっておでこが広くなってきたことで気づくことが多いものです。自分は本格的にハゲるのかもと恐れている人はまず科学的にセルフチェックしてみてください。
抜け毛の量でセルフチェック
最もわかりやすいのがまくらやお風呂の排水溝に髪の毛が多く抜けていたらハゲの兆候があります。具体的に数えることはないと思いますが60本以上抜けていると薄毛を疑うべきです。
自分も30過ぎてから風呂と枕の抜け毛が増えて「これはハゲるかも」とあせった記憶があります。私は早期発見早期治療ということで当時からフィナステリドやミノキシジルの科学的な育毛剤効果をを学会で知っていましたので育毛薬や育毛剤を即生活に組み込みました。
結果として抜け毛が減り髪の毛が増えましたが毛が薄くなったときは「薄くなったね」と言われませんでしたが増えたときは「髪増えた?」と言われますね。ポジティブなことは言いやすいですからね(笑)。
鏡で髪を見てセルフチェック
抜け毛の多さでも気づく人は気づきますがやはりおでこの生え際が後退して広がってきたと感じると「ハゲるかもしれない」とあせるのではないでしょうか?世界でもっとも使われているハゲの進行表がありますので自分のハゲが現在どの段階にあるのかセルフチェックしてみてください。
【男性の薄毛セルフチェック表】
Norwood’s classification of patterned hair loss in males[1]
このセルフチェック表をみてわかるように男性の初期のハゲはM字状に生え際が後退しおでこが広くなるため「おでこが広くなってきたな」と感じているならハゲが進む前に早めの薄毛対策をしましょう。後頭部は自分ではわかりにくいためTypeⅢで気づいて育毛剤を開始することが早期発見早期治療といえるでしょう。
一方、女性の薄毛のセルフチェックは頭皮が全体的に見え始めたら初期の薄毛です。2つの女性の薄毛のセルフチェック表を示します。
【女性の薄毛セルフチェック表①】
Ludwig’s classification of hair loss among females[1]
【女性の薄毛セルフチェック表②】

Sinclair’s self-reporting photographic measure of female pattern of hair loss[1]
ハゲても早期ですとミノキシジルやフィナステリドを併用して改善が可能ですが、毛包が再度成長期に入るには限界があります。もしそうなったら後頭部から毛包を移植する外科的なハゲ治療法しかありません。
つまり、薄毛のセルフチェックとして、風呂場や枕の抜け毛が増えたと感じたり、男性は「おでこが広くなった」、女性は「分け目が広く感じる」と気づき始めたら薄毛の初期だとわかります。
【参考文献】