私は温泉やお風呂が好きです。やはり落ち着きますし寝そうになったことが数えきれないほどありますので副交感神経が優位になっていると考えられます。副交感神経が優位になると血行が良くなるため髪の毛にも良さそうです。そこでこの記事では温泉や湯船につかることが育毛効果を発揮するか医学論文で検証することにしました。
髪の毛が成長するためには酸素と栄養が必要
ミノキシジルは血管拡張作用がある
血流が悪いと酸素が届かなくなり早期に薄毛になります[1][2]。髪の毛を増やすためには血流を増やして髪の毛に栄養と酸素を送り込むことが有効なのですが、現在薄毛やハゲに有効な成分として育毛剤『リアップ』に配合されているミノキシジルがあります。このミノキシジルという物質は髪の毛を作っている『毛包』に血液を十分に送り込んで薄毛を改善する効果があります。
育毛剤成分の『ミノキシジル』は最初は高血圧の治療に使われていました。ミノキシジルには血管を広げる作用があったため服用すると血圧が下がるのです。そのミノキシジルを服用していた高血圧の患者さんの体毛が増えることに気が付き薄毛の治療に使えないかと考えたのです。現在では、服用してしまうと髪の毛以外の体毛も濃くなるため育毛剤としてハゲている頭皮にのみ使用します。
塩化カルプロニウムも血流を増やす
市販の育毛剤カロヤンに配合されている『塩化カルプロニウム』も血管を広げて血流を増やして髪の毛に栄養と酸素を送り込んでいます。私も一時期使用していました。
葉酸も血行を改善する効果がある
ビタミンB群の一つである葉酸も血液を増やし毛包に十分な酸素を供給するのに必要な栄養素です。髪の毛は血液中の酸素でエネルギーを作り髪の毛を太く長く生やしているからです。葉酸不足は薄毛の原因となっています。
逆に血行を悪くする物質とは?
逆に血行を悪くするタバコは薄毛の原因です。タバコの中のニコチンが血管収縮作用があるため毛包に十分な血液を届けられなくなるため薄毛になっていきます。
市販のシャンプーに配合されている合成界面活性剤も頭皮を薄くし血流も妨げて毛包に栄養が行きにくくなってしまいます。
このように頭皮の髪の毛を作っている毛包に十分な血流があることは薄毛対策になります。温泉は血行が改善しあがった後も体がポカポカ温められています。温められると頭皮などの抹消の血流も改善します。体を温泉で温めることは血流が増えるため薄毛対策になると考えられます。
ただ、40度以上ものお湯で髪を洗ったり、サウナに長時間入ると毛包が熱でダメ―ジをうけて髪の毛には良くありませんのでご注意を。さらに先ほども言ったようにシャンプーで髪を洗う際には合成界面活性剤を使用せずに温泉で育毛してください。
【参考文献】