薄毛を改善するのに有効な成分にミノキシジルがあります。ミノキシジルはフィナステリドともにアメリカ食品医薬品局(FDA)で認められた育毛成分です。日本ではこのミノキシジルが配合された育毛剤は『リアップ』として売られており普通に薬局や通販で買うことができます。
ミノキシジルの薄毛改善効果の使用前後の写真
ミノキシジルで髪の毛が増える効果がいくつも報告されています。まずミノキシジルの塗布で髪の毛が増えている使用前後の写真を見てみましょう。

AGAに対するミノキシジルの効果。ビフォー(A)、アフター(B)。Mirmirani P at al., [1]
育毛成分ミノキシジルとは?
もともとミノキシジルは高血圧の薬として飲み薬でした。その患者さんは体毛が増えていくのが観察されてたので髪の毛だけ増やせるよう外用で頭皮に塗る薬にしたのが『リアップ』で最大5%のミノキシジル濃度まで売られています。
日本ではリアップですがミノキシジルの育毛剤を調べるとポラリスやロゲインといった名前も出てきます。自分でポラリスに関して調べた記事もありますので興味がある方はどうぞご覧ください。
私は勉強した知識は即実行して生かすタイプでして、すでに現在ミノキシジル7%濃度配合のポラリスを毎日使用して育毛習慣に取り込んでおります。
ミノキシジルの作用の一つは毛細血管の拡張による効果です。実際上記のポラリスを塗った直後は頭皮の末梢血管の拡張により熱が放出されるため熱感を感じます。酸素と栄養が髪の毛を作る細胞に行き渡るようになることで薄毛を改善します。その結果、髪の毛を作っているケラチンが合成され始めます[1]。
また、男性型脱毛症(AGA)では髪の毛が減るのですがAGAの人の頭皮は角化が増え、毛根では炎症が増えています。ミノキシジルはこれらのAGAの兆候も軽減することで育毛に効果を発揮しています[1]。炎症が持続していると毛母細胞や幹細胞といった髪の毛を作る細胞が劣化し減っていきますし、皮膚の角化の増加は老化した皮膚の特徴ですのでAGAが年齢とともに増えてくるのもわかります。
【参考文献】