薄毛対策に食べたい肉のタンパク質(プロテイン)

薄毛対策に食べたいタンパク質

髪の毛はタンパク質(アミノ酸)からできているので何か薄毛対策になる良いタンパク質はないかと考えるのも当然です。実際、髪の毛に良いタンパク質がありますのでこの記事で解説します。

薄毛対策になるタンパク質①システイン

髪の毛は死んだ細胞でできており、主なタンパク質は『ケラチン』です。そのケラチンは毛の中でらせんの様に絡み合いながら伸びています。ですので薄毛対策としてケラチンがしっかりと作られるように必要なたんぱく質を食べることが有効です。

ケラチンは何からできているかというと『システイン』というアミノ酸からできています。システインを多く含む食べ物を記事の最後に書いていますので参考にしてください。

薄毛対策になるタンパク質②メチオニン

先ほど述べたシステインが髪の毛の中にケラチンとして合成されるために必要なアミノ酸が『メチオニン』です。メチオニンは『必須アミノ酸』で人間は体内で作ることができないため食事やサプリから摂取しなければならないのです。メチオニンを多く含む食べ物も最後に書きましたので参考にしてください。

薄毛対策になるタンパク質③リジン

リジンも必須アミノ酸の一つですので体の中では合成できません。リジンは毛根の内部に多く、髪の毛の形や長さ太さに関係していますので薄毛対策のタンパク質として有効です。リジンを多く含む食材も下にありますので薄毛対策にお役立てください。

システインやメチオニン、リジンを多く含む食材

コテージチーズ、ヨーグルト、魚、肉(牛肉、牛肉)、家禽(七面鳥、鶏肉)、マメ科種子(大豆、レンズ豆、エンドウ豆)、カボチャ種子、ヒマワリの種、ゴマ、ナッツ(ピスタチオ、ピーナッツ)、穀類製品(そば、大麦の穀物、籾殻、玄米、ライ麦全粒粉パン、グラハムパン)に多く含まれています。

肉もそうですが、育て方を工夫することで卵は含まれる栄養をいろいろ変えられるため卵は薄毛にも手軽で効率のよいタンパク質源と言えます。

卵は薄毛対策の完全食?
髪の毛はたんぱく質でできていますので卵は薄毛にも有効なのではないかと考えることは自然なことです。さらに卵はデザイナーエッグと...

つまり、薄毛対策になるタンパク質にはシステイン、メチオニン、リジンがあり、メチオニンやリジンは食品から食べないと合成できないため注意しなければならないということになります。

【参考文献】

  1. Nutrition of women with hair loss problem during the period of menopause. Goluch-Koniuszy ZS Prz Menopauzalny. 2016 Mar;15(1):56-61. doi: 10.5114/pm.2016.58776. Epub 2016 Mar 29.
  2. Cysteine Prevents the Reduction in Keratin Synthesis Induced by Iron Deficiency in Human Keratinocytes. Miniaci MC et al., J Cell Biochem. 2016 Feb;117(2):402-12. doi: 10.1002/jcb.25286.