薄毛や白髪は年齢とともに増えてきますが育毛剤だけでなく栄養など食べるものでも薄毛を最小限に抑えたいと思いませんか?この記事では薄毛や白髪に効く可能性がある栄養素やサプリを紹介していきます。
薄毛対策のサプリ
ノコギリヤシ
ハゲ対策として昔から知られている『ノコギリヤシ』は男性型脱毛症(AGA)の原因となっている『5αリダクターゼ』の働きを弱め薄毛対策のサプリに使われます。
システインとメチオニン
髪の毛の作っているタンパク質で一番多いのが『ケラチン』です。
ケラチンは『システイン』と『メチオニン』というアミノ酸が必要ですのでこれらのサプリは薄毛対策になります。
オメガ3多価不飽和脂肪酸
青魚やクルミに多く含まれている『DHA』や『EPA』などの多価不飽和脂肪酸も5αリダクターゼの働きを弱めてくれるので薄毛の人はDHAのサプリを飲むといいでしょう。
ビタミン類
『ビタミンCやE』は抗酸化剤ですので毛根の炎症や活性酸素を減らすことになります。パントテン酸はメラニン色素を活性化する作用があるため白髪予防に有効です。葉酸も白髪対策に有効なビタミンです。
ミネラルでは『亜鉛』や『鉄』不足が薄毛になるのですがミネラルは取りすぎても逆に毒ですので毛髪検査をして足りないミネラルを知ってからサプリを選んでください。
ポリフェノール類
『緑茶ポリフェノール』や『大豆イソフラボン』は定番の薄毛対策サプリです。
乳酸菌
最近では乳酸菌のサプリも薄毛対策として活用され始めています。
白髪対策のサプリ
白髪に有効なサプリには抗酸化作用があるサプリが報告されています。その一つマメ科の『葛(くず)』エキスは白髪の髪の毛の本数を減らしたという研究があります[1]。葛には大豆と同じくイソフラボンが含まれていますので抗酸化作用があるのです。
髪の毛が白髪になる理由はメラニン色素が減っていくためです。メラニン色素がちゃんと黒くなる過程には多くの酸化反応が必要です。ところがメラニン色素が黒くなるために酸化反応が多いということはそれだけ活性酸素で細胞がダメージを受けやすいということになります。
ですのでメラニン色素を作っている『メラノサイト』を活性酸素から守ることで白髪対策になるということです。このメラノサイトは髪の毛が新しく作られるときに一緒に毛乳頭に補給されますが、メラノサイトを補給してくれるのが『幹細胞』と呼ばれ毛穴の近くのバルジ領域と呼ばれる部位に一定数ありますが、幹細胞も老化とともに数が減っていきます。
先ほど述べたようにメラノサイトはただでさえ酸化ストレスにさらされやすい細胞なので幹細胞の老化を軽減するため抗酸化剤で活性酸素ストレスを減らすことが白髪対策に有効と考えられます。
【参考文献】